真清田神社は、平安時代から尾張の「一の宮」として奉られてきました。神社の位を表す「一宮」の名は、いつしか神社を中心として発達したこの地の名称として用いられるようになりました。祭神天火明命は天照大神の孫にあたり、鏡造りの祖といわれ、また尾張人の遠祖ともいわれています。祭神の母君の萬幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)は織物の神として、同じ境内の服織(はとり)神社に祀られています。また、宝物館に展示されている神宝のうち「舞楽面」12面は、国の重要文化財に指定されています。
問合先 | 真清田神社 TEL 0586-73-5196 |
---|---|
宝物館 | 大人200円、大学・高校生150円、小・中学生100円 |
妙興寺(長島山(ちょうとうさん)妙興報恩禅寺)は、貞和4年(1348年)滅宗宗興(めつしゅうそうこう)を開山とする臨済宗妙心寺派の寺院です。うっ蒼とした樹林につつまれた境内地は県指定史跡であるほか、「妙興寺文書」「紙本著色(しほんちゃくしょく)足利義教像」「絹本著色仏涅槃(けんぽんちゃくしょくぶつねはん)図」「紙本著色豊太閤画像」をはじめ、多くの文化財が保有されています。なかでも勅使門は、創建以来幾度かの災難をまぬがれて今日に至った唯一の建造物で、国指定重要文化財になっています。
問合先 | 妙興寺 TEL 0586-45-1973 |
---|
山内一豊を中心に浅野長政、兼松正吉、奥村永福(ながとみ)など一宮市ゆかりの戦国武将、史跡などを紹介しています。
建物は大正13年(1924)に竣工した旧木曽川町会議事堂で、平成18年(2006)登録有形文化財建造物となりました。
問合先 | 木曽川資料館 TEL 0586-87-5197 |
---|---|
入館料 | 無料 |
休館日 | 毎週月曜日、祝休日の翌日 |
開館時間 | 午前9時30分?午後5時 |
昭和62年11月に開館した当博物館は、南北朝時代に創建の長島山(ちょうとうさん)妙興報恩禅寺の境内に隣接し、一宮の歴史と文化を雄弁に物語る遺産を一堂に展示してあります。
問合先 | 一宮市博物館 TEL 0586-46-3215 |
---|---|
観覧料(常設展) | 大人200円、大学・高校生100円、小・中学生50円、団体等各種割引有 |
休館日 | 月曜日(祝祭日の場合翌日)、祝祭日の翌日、年末年始(12/28?1/4) |
開館時間 | 午前9時30分?午後5時(入館は午後4時30分まで) |
美濃路は東海道の宮宿(名古屋市熱田区)から名古屋・清須・稲葉・萩原・起(おこし)・墨俣(すのまた)・大垣の七宿を経由して、中山道の垂井(たるい)宿(岐阜県不破郡)を結び、東海道や中山道などの五街道に付属する脇往還として江戸幕府の道中奉行の支配下に置かれていました。美濃路が多く利用されたのは、東海道の難所である鈴鹿峠と、桑名と宮の間の海上交通、いわゆる「七里渡し」を迂回できたためです。
また、将軍の上洛や多くの西国の大名の参勤交代に使われたほか、朝鮮通信使や琉球使節(りゅうきゅうしせつ)の通行や献上品であった茶壷(ちゃつぼ)や象の移動に、そして庶民の旅にとさまざまな人々に利用され、大いに発展しました。
江戸時代、美濃路の宿場町として栄え、その後織物の町へと変化発展してきた尾西の歴史を、1「河戸のある町場」、2「渡し場のある宿場」、3「機音のする町で」、4「伊吹おろしのもと土にまみれて」の4つのテーマのもとに模型やDVDなどの映像とともに各種の資料を展示しています。年数回地域に根ざした特別展やコーナー展示を行っています。
問合先 | 一宮市尾西歴史民俗資料館 TEL 0586-62-9711 |
---|---|
入館料 | 無料 |
休館日 | 月曜日、祝日の翌日(土・日以外の場合)、年末年始 |
開館時間 | 午前9時30分?午後5時(入館は午後4時30分まで) |
国営木曽三川公園三派川地区センター(138タワーパーク)のランドマークとして建てられました。木曽川の美しい流れをイメージした大小2本の双曲線アーチです。一宮市(いちのみや)にちなみ138mの高さを誇り、展望室からは、木曽川の雄大な流れや日本アルプスの峰々、そして伊勢湾までを一望する360°の大パノラマが展開されます。
問合先 | 138タワーパーク TEL 0586-51-7105 |
---|---|
展望室利用料金 | 大人500円、小人200円、幼児100円、シルバー250円、団体等各種割引有 |
休園日 | 第2月曜日(祝祭日の場合翌日)及び年末(12/26?30) |
開園時間 | 平日午前9時30分?午後5時(土日祝、8月、12月1日?25日は午後9時まで) |
三岸画伯の生涯にわたる作品を収集・展示しています。毛織物工場をモチーフとした建物、画伯が好んで描いたヴェネチアをイメージした水路や現存する土蔵を活かし、愛用の品々を展示するなど、在りし日の画伯を偲ぶことのできる美術館です。
問合先 | 三岸節子記念美術館 TEL 0586-63-2892 |
---|---|
観覧料(常設展) | 大人320円、大学・高校生210円 小・中学生110円、団体等各種割引有 |
休館日 | 月曜日(祝祭日の場合翌日)、祝祭日の翌日、年末年始(12/28?1/4) |
開館時間 | 午前9時?午後5時(入館は午後4時30分まで) |
“遠い日の萬葉のふるさとをしのんで散策してみませんか”古くから萩原の地名があるこの地は萩の名所として万葉集に数多く歌われていると伝えられ、これにちなんで昭和32年(1957)歌碑を建立し萬葉公園と名づけられました。